イタリア料理6-イカ墨パスタとリゾット-

 水の都ヴェネチアは海に囲まれた土地柄、新鮮な海の幸に恵まれており、イカ墨のパスタやリゾットはヴェネチアならではの料理です

 前菜も、セコンドピアットも魚介類を使ったいかにもヴェネチアといった感じのメニューです。

 イカ墨スパゲティはヴェネチアの代表的なパスタ料理。初めてイカ墨パスタを見たときは、食指が進まなかったのですが、食べてみたら病みつきになりそうなおいしさでした。

 デザートの「カッサータ」はリコッタチーズに砂糖漬け果物やナッツを加え冷やし固めたシチリア島発祥の伝統的スイーツ。アイスクリームの一種ともいえますが国によって外観や味わいは少しずつ異なるようです。

 私のイラスト記録にはフルーツの姿は見えず、カッサータの定義に合っていないのですがこれについては記憶がとても曖昧なのです。

 何せ、夕食が始まったのが8時過ぎ、10時頃から11時過ぎまでゴンドラに乗って楽しみ、その後サンマルコ広場でお茶を飲んで帰るという強行軍のため、ホテルに着いたら疲れてイラストを描く気力もなく、翌日描いたのだと思います。

 南欧は概して夕食が遅い気がしますが、この件についてはスペインの時にでも改めて取り上げます。

 前菜、野菜のパスタでピーマンと書いているのはパプリカのことだと思います。

 イカ墨リゾットもヴェネチアでは外せない料理ですが、黒一色、外観何とかならないですかね。

 リゾットは日本でいえばおかゆですが、お米もアルデンテというのか、パスタ同様少し芯が残る仕上りで、スペインのパエリアを思いおこします。

 ヨーロッパと日本では、茹で野菜も米も好みの硬さが逆のことが多い感じです。