イタリア料理8-ラザーニャ-

  ラザーニャが出たボローニャについて少し触れておきます。

 エミリア・ロマーニャ州(下の地図オレンジ色の部分)は、肥沃で農業や畜産が盛んな州で、パルミジャーノ・レッジャーノプリマハム(生ハム)、バルサミコ酢、ボローナソーセージなどイタリアを代表する食品の生産地で、州都ボローニャはイタリアで1,2を争う食通都市ともいわれています。ヨーロッパ最古のボローニャ大学があることでも有名です。ちなみに私が行った行程はミラノ→ヴェローナ→ヴエネチア→フェラーラボローニャ→フィレンチェ→ローマです。

 

 ボローニャでの昼食メニューに前菜(アンティパスト)はないのですが、プリモピアットはラザーニャ、セコンドピアットはスカロッピーネ、ドルチェはアイスクリーム、それに飲み物はエスプレッソとイタリアを凝縮したようなメニューでした。

 ラザーニャは幅広く伸ばして茹でたパスタにミートソースやホワイトソース、パルメザンチーズを挟み、何層かに積み重ねてオーブンで焼いた料理です。他のパスタ料理に比べてやや手が込んでいる感じがします。

 スカロッピーネも、ボローニャ風というだけあって、チーズ、生ハムを挟んで焼いたものでした。