イギリスの最後を締めくくる料理は、極め付きの「ローストビーフ」と「スモークサーモン」です。
「シンプソンズ」は創業150年を誇るローストビーフで有名な老舗レストランです。
前菜のスモークサーモンはレモンを添えただけの殺風景な盛り付けでしたが、おいしいスモークサーモンとはこのようなものかとあらためて見直したほどでした。
メインのローストビーフも盛り付けはびっくりするほど乱雑でしたが、「最高のローストビーフを食べるならシンプソンズ」といわれるだけのことはあり、納得でした。
両方とも、何の飾り気もなく実質そのものという感じで、それがかえってイギリスらしさを表しているようにも思えました。
食物研修の一行ということで、写真、ビデオOKの許可をもらっていたのですが、残念ながら、途中で支配人に断られる羽目になりました。
ローストビーフを目の前でカッティングし始めたときなどは、盛り上がって、食事を楽しまれていた周りのお客さんに迷惑をかけたのだと思います。
格調高いレストランではそれなりの振る舞いが求められるはずですので、これは大きな反省点です。