イギリスの料理がまずくなった原因説の一つとして宗教原因説を挙げる人がいます。
ピューリタン的な禁欲主義は食生活にもおよんでいるというわけです。
カトリック系の国々(フランス・イタリア・スペイン・南ドイツ)の食事はおいしく、プロテスタント系の国々(イギリス・オランダ・北ドイツ・北欧三国・デンマーク・アメリカ)の料理はまずい傾向があるといわれると、なんとなく頷いてしまいます
そこで、次回からプロテスタント系の国として、2019年に行った北欧三国とデンマークを取り上げます。
この4か国、地図上でどのような位置関係にあるのかなかなか区別できなかったのですが、今回のウクライナ戦争を機に、NATOに加盟申請したフィンランドとスウェーデンがよく放映されていて、フィンランドがロシアと長い国境を接していることも認識した次第です。
ところで、北欧の国旗はとても良く似ていて紛らわしく、こちらもなかなか区別できません。
ノルウエー |
共通しているのはスカンジナビア十字(交点が左側に寄った横長の十字)で、デンマークの国旗が基になっています。ノルウエーはデンマークの国旗の上にノルウエーの青い海を示す青十字が重ねられています。スウェーデンは青地(空)に金色の十字(キリスト教・自由・独立)、フィンランドの白地は国土を覆う雪、青十字は湖を示しているそうです。参考までに示したアイスランドもスカンジナビア十字ですが、赤と青がノルウエーと逆になっています。
4か国が似ている点は他にも高福祉・高負担、幸福ランキングの高さ等があります。
私の中のイメージはデンマーク(アンデルセン、ロイヤルコペンハーゲン、デニッシュパン)、ノルウエー(フィヨルド、サーモン)、スウェーデン(ノーベル賞、IKEA)、フィンランド(ムーミン、サンタクロース村)程度で、料理に関してはほとんど知識がない状態での旅行でした。