アメリカン・ブレックファースト3

                                                 アメリカ南部

 アメリカ南部、特にジョージア州で特徴的なのは「グリッツ」です。

  定番朝食ともいえる「グリッツ」は挽割トウモロコシを煮て作るお粥のような料理で、大学のカフェテリアでもホームスティ先でも好んでよく食べました。

 日本のお粥のような粘り気はなく、バターやチーズを加えていただきます。

  ホームスティ先での朝食、グリッツが加わったアメリカン・ブレックファーストです。

  グリッツを飽きもせず食べたのは、日本のおかゆを思い起こさせるからかもしれません。

  大学のカフェテリアでは、もっぱら牛乳を飲みましたが、牛乳はドリンクとしてよりは、シリアルにかける人が多いようです。

  朝からコーラやどぎつい色のトロピカルジュースを数本飲んでいるアメリカの若者を見ると、この国の健康教育はどうなっているのだろうと心配になったものです。

  しかもたくさん残す。もったいない!アメリカの消費社会を垣間見た思いで、その無駄にやりきれなさを覚えたことも確かです。

 現在の急激なインフレ下、状況は変わっているのでしょうか。