お国柄を反映した機内食3

                                                      日本

 2002年、福岡~広州間の機内食です。

 和・洋・中華等を取り混ぜたものが多い中で、ウナギ丼、茶そば、筑前煮といった「和」で統一された珍しい献立です。

 筑前煮は福岡県の郷土料理。鶏肉が入っていなかったので入れ忘れ?とも思ったのですが、実は、同じ年の8月、福岡~広州間の機内食も、まったく同じ内容でしたから入れ忘れではなさそうです。「根菜類の炒め煮」とでも書くべきだったかもしれません。

 デザートはオレンジゼリー、せめて「抹茶ゼリー」などの和テーストにすれば完璧だったのですが、コストがネックになるのでしょうか。私は、ゼリーよりは「ぜんざい」の方が満足度は高いのですが。

 ちなみに、機内食のデザートは洋菓子(ケーキ、ゼリー類)、フルーツがほとんどで、和菓子らしきものといえば、福岡~ホーチミン間の「博多芋きんつば」くらいのものでした。